📜 推奨活動ガイドライン

(英語の原文を読む)


Ninja全員にとってのルールはただ1つ = なによりもカッコよく!
いじめ、うそつき、人の時間を無駄にするなどはカッコ悪いことだ!

翻訳: Tomomi Kosaka

概要

この文書は、CoderDojoに通う子ども達全員に安全かつ創造的な場所を提供するために、CoderDojo Foundationが個別のDojo全てに対して推奨する一連の指針 (RP: Recommended Practice) を詳述したものである。

本文書で定める指針については、CoderDojoコミュニティ、諮問委員会の協議プロセスを経て、または、CoderDojo Foundation の理事会での協議を経て、如何なる段階においても改正されることがある。

2014年6月11日から2014年7月12日、初版の推奨活動ガイドラインについてのオープンな協議を行う期間が設けられた。この期間中、世界中のCoderDojoコミュニティの誰もがフィードバックの提出や修正の提案を行うことができた。本RPは初版の改訂版で、CoderDojoコミュニティのメンバーからのフィードバックを元に改正されたものである。

免責条項

本RPは、指針のガイドラインおよびポリシーの一般的な言明をまとめたものに過ぎない。本RPは、法的な取り決めでも如何なる性質の法律上の助言でもない。

各々のDojoは、各自実施する活動に対して責任を負うとともに、現地法を確実に順守しなければなならない。CoderDojo Foundation は個別のDojoの活動に対し、このRPに従っているか否かに関わらず責任も負債も負わない。

推奨活動ガイドライン (RP) とは何か?

CoderDojoの推奨活動ガイドライン (RP) とは、Dojoが対応することを選べる一連の5つの指針である。これら5つの指針は、新規および既存のDojoがCoderDojoの最も優良な実施基準を満たすためのガイドとしての機能を果たす。

ここで示す重要な点は、Ninja全員のCoderDojoでのルールはただ1つ、カッコよくいようということである。しかしながら私たち大人は、Ninja達が楽しくコーディングを学べる安全な場所づくりを確実なものとすべく、更に一歩踏み込む必要がある。

CoderDojo Foundationが考えているのは、本RPの内容に適合することが各Dojoにとってできるだけ手間にならないことである。RPの文中で参照する全文書は、Dojoでの使用を目的に全文およびテンプレートフォームで提供される予定である。

RPの中心となる5つの指針は次の通りである。

指針

1. ボランティア主導のコミュニティの構築

私たちのDojoは、熱意あるボランティアのコミュニティによって推進されている。

2. 子ども達にとって安全な場所づくり

私たちのDojoは、子ども達にとって安全に創作活動できる場であることを確実にするために必要な措置をとる。

3. CoderDojo精神の具体化

全てのDojoはそれそれ本質的に異なるが、共通するCoderDojoの価値観と指針を順守する。その一連の価値観と指針は、私たちのDojoを具体化するものである。

4. オンラインの安全性

私たちは、該当する管轄地域でのデータ保護について調査し、メンバーの詳細情報について取得目的の範囲で使用をすることを保証する。

5. レビューとコミュニケーション

私たちは、CoderDojo活動の形成を支援する上で、CoderDojo Foundationとのコミュニケーションが重要であることを理解している。

RPの自己評価

RPの目的は可能な限り包括的であることであり、指針を満たすことを望む全Dojoが最小限の努力で実現できるようにする。RPは自己評価モデルを基本とする予定で、シンプルな構成のものがDojoに提供される。そして自分のDojoの現状把握、将来の改良に向けた計画を定めることを可能にする。CoderDojo Foundationは、Dojoがその進捗を測るために必要なツールを用意するつもりである。

Dojoは、CoderDojo Foundationと連携をとる。CoderDojo Foundationは、RPを実施するための指針を提供するサポート母体として、更に統計やマンツーマンの通話を通じてDojoの進展の正当性を確認する評価機能として活動する予定である。

現在進行中のプロセス

CoderDojo運動が世界の新しい土地や文化で成長し続けるにつれ、RPはCoderDojoと平行して進化していくだろう、CoderDojoコミュニティは、共同でRPを発展させることを目的に、得た教訓およびフィードバックを相互におよびコミュニティ内で共有することが奨励される。

次のステップ

9月から12月の間、ボランティアとして参加を申し出た世界25箇所のDojoでRPが試験運用される予定である。特定された問題は如何なるものも解明し、必要な修正を行う予定である。全文書は2015年1月に公開し、その時点で全てのDojoに対してRPでの話合いと参加に加わるよう奨励する予定である。


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